3月16日-17日の2日間に渡って、岡山県倉敷市にて
KCSテクニカルベーシックセミナーが開講されました。

半年に一度のこのセミナーには、当会KCSの正会員と、
今回新たに正会員資格を獲得するために試験を受ける
準会員の皆さんが日本全国から集まります。
今回も日本中から150名近くの会員様が集まってこられました。

当会のテクニカルインストラクターによるテクニックチェックを受ける会員のみなさま

KCSテクニカルベーシックセミナーでは、初日の講義のはじまる前に、姿勢科学理論の学科試験と、矯正・調整技術を正しく技術が使えているかどうかの審査が、当会インストラクターの先生たちによって行われます。

当会正会員はこのような審査を定期的に受けることを義務付けられていますので、KCSでは30年以上にわたって会員による施術事故は1件もなく、損害賠償保険会社から無事故証明書を発行してもらっています。

これは、ニュースになっているものもないものも含めて、毎日のように様々な施術事故が発生している日本の手技療法業界の中ではとても珍しく、当会KCS会員の安全性と効果の高さを表しているものだと言えます。

また、見る目の厳しい当会屈指のインストラクターという第三者から、客観的に自分の技術を見られることで、自らの技術精度や臨床にあたる意識を自分自身で問うことになる時間でもあります。

初めてこのセミナーに参加する会員も、何度も参加しているベテランの会員も、真剣に自分自身と向き合っていました。

技術チェックのあとはグループに分かれて、インストラクターの先生からの評価と共に、一緒に疑問点や感じたこと、考えたの共有やフィードバック、そして明日からどのように臨床に技術を活かしていくかの課題であったり、KCS会員としてどのような考え方をしてくかを、話し合いました。
当会に所属している会員の大部分は、姿勢調整師の資格保持者でもありますので、「姿勢調整の資格者の数と質の向上もしていきたいですね」という声も多く聞かれました。

技術の審査の後の本セミナーではKCSのテクニックの応用技術と理論を学びます。
これらを身につけ実践できるようになってはじめてKCS正会員として
当会オリジナルのより高いレベルの技術を提供できるようになります。

技術や知識だけでなく、それを実際にどのようにお客様、地域の人に伝え、日本の健康な体づくりを支えていくか、夜の懇親会では他の地域の先生たち、先輩たちからたくさんの話を聞き、語り合いました。
男性はタキシード、女性はドレスや着物で着飾って、楽しいパーティでの華やかな懇親会になりました。

観光名所の倉敷美観地区の由緒あるホテル「アイビースクエア」のレセプションホールで懇親会を行います。

今回、10名が試験に合格し、新たに当会の正会員として認定されました。おめでとうございます!

こちらは。今までの努力と実績を認められて、新しく技術者名称「KCSテクニカルマネージャー」を獲得された皆さんです。

AIの発達で世の中のさまざまな職業がなくなっていく中、一人一人のお客様に向き合ってその方が健康でいるためのサービスを提供する質の高い徒手療法師や姿勢調整師、姿勢セラピスト、JFCPセラピスト、その中でも崇高な理念を持ち、研鑽を積む当会KCS会員さまはこれからも社会から求められていきます。

健康支援のスペシャリストとして二日間真剣に学んだ先生たちが、明日から更なる活躍をしていかれることでしょう。