3月に予定していました令和元年度後期のKCSテクニカルベーシックセミナーが新型コロナウィルス感染症拡大によって中止となっていたため、9月13日・14日の両日にわたって開催いたしました。

前述のように1度開催が見送られてしまったために、今回の参加希望者はとても多く、通常ですと定員オーバーとなっていて、
本来は受講できない会員もいたところですが、今回はオンライン開催ということで、すべての方に余すことなく受講して頂けました。

 

初日はまず姿勢科学理論のベーシックであるテクニックのマスターチェックを実施しました。
オンラインで各会場を繋ぎ200名近くの全参加者を一人ひとり、インストラクターが細かくテクニックチェックを実施しました。

オンラインでのチェックのしにくさが当初は疑問視されていましたが、実際にやってみると、複数画面で同時に複数の先生のテクニックチェックができるので、非常にスムーズに進行しました。各会場の参加者の協力によるカメラワークが秀逸であり、手元やポジションまでしっかりと確認できたので、インストラクターのみなさんも労せず多人数のチェックができたようでした。

チェックの後にはインストラクターからの講評をして頂きましたが、参加会員の皆さんは非常に熱心に聞き入っており、より上達するためのアドバイスが得られたようで評判がよかったです。

 

その後は当社団オリジナルテクニックである、様々な関節や軟部組織の矯正テクニックのトレーニングです。

桑岡俊文博士による理論の説明と技術の実習は、当社団本部のスタジオから全国へ生中継して提供しました。

とても効果が高いですが、その分とても難易度が高い当社団の門外不出のテクニックなので、初めて参加された会員は、まるで頭から煙が出るのがみえるかのような様子でしたが、何度かトレーニングしていくに従って、少しずつ理解が深まったようでした。

 

KCSベーシックセミナーで熱心に講義をされる桑岡博士

KCSベーシックセミナーで熱心に講義をされる桑岡俊文会長

 

椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄、腰椎分離症・すべり症などの
腰痛を起こす疾患と姿勢に関する講義もとても好評でした。

整形外科分野と姿勢科学分野の住み分けというか、
姿勢調整で改善や予防できる腰痛についての学びを深めました。

KCSベーシックセミナーで技術を教える桑岡博士

KCSベーシックセミナーで技術を教える桑岡博士

 

その後もまた技術トレーニング。新しい技術をとんどん覚えて行きます。
当会のテクニックは他の業界団体のテクニックに比べると、
患者さんの負担が少ない身体に優しいテクニックです。

 

その分、施術者のスキルが必要になりますが、
当会会員様たちは勉強熱心に日々研鑽を積まれています。

きっと今回参加した皆さんは、今後は地域に戻ってたくさんの患者さんに喜べれていくのでしょう。
皆さんの臨床経験を積んでほしいと思います。