6月9日(日)神奈川県横浜市にて、東日本地域の会員様向けのベーシックコースが開催されました。
今回のテーマは「頸椎」でした。
頸椎と言えば、姿勢調整分野では非常に重要な部位になります。
全体の姿勢を決定づける姿勢制御にも非常に関連する部位です。
効果が高い反面、危険性も高い部位でもあり、国内外問わず事故の発生も多く報告されています。
国内に散見される手技の中には、軸椎歯突起骨折を引き起こすような大変危険なものも存在しています。
当会では厚生労働省医政局医事課と共に、安全な施術を実現するための講習会を定期的に開催し、
危険な手技についての検討を重ねてきた博士の先生たちにも協力を頂きながら、安全な頸椎への施術を実現しています。
当会では、頸椎部に限らず過去20数年間にわたって、会員による施術事故の発生はゼロとなっています。
国民生活センターの調査報告にもあるように、柔道整復師などの国家資格保有者を含めて、手技療法の臨床現場では骨折を含む重大事故が多く発生しているのにもかかわらず、当会会員様たちの施術において1件も重大事故が発生していないのは、当会の安全性に対する教育と技術の検討会や定期的な技能チェックの取り組みのたまものと言えます。
施術技術に対する会員皆様の真摯な向上心と、お客様来院者様に対する深い愛情と誠意にはいつも深く感謝申し上げます。
桑岡俊文講師による 頸椎の構造と検査方法など専門的な講義を受け、
会員の皆様も現場のお客様への対応も含めて勉強になった様子でした。
桑岡俊文博士の 頸椎関節部へのテクニックの説明と研修が行われました。
頸椎の特殊な構造と脊柱との連動性などが詳しく解説され、解剖学や生理学などの基礎医学の重要性を示唆され、会員の皆様は、姿勢科学に基づいた頸椎部へのテクニックや頸椎の細部の関節への細やかな調整技術を熱心に学んでおられました。
医学を学ばずに骨格調整を行っている未熟な治療家が国内には多く存在するのは非常に危険です。
私たちは、すべての治療家に正しく学んでもらい、施術事故を起こさないようにしてもらうことを願います。
桑岡俊文博士は、未熟な治療家により危険な施術を受けて患者様が体を壊された例なども含めて講義され、会員の皆様も改めて学理教育の必要性・正確で安全な技術の習得の必要性を再認識された様子でした。
私たちは国や厚生労働省へも全国規模のネットワークを活かして引き続き働きかけを行い、数日間のセミナーで開業しているような未熟な治療家が起こす事故をなくしていくように、民間療法をしっかりと資格化もしくは身分制度が確立されていくことを望みます。
二日間参加しました。物凄く充実した時間でした。
優しく温かくご指導下さった先生方、ありがとうございました。
前進していきます。
毎回ここで身につけたことを
帰ってからお客様にお伝えするのが楽しみです。
姿勢調整師が子どもの
なりたい職業NO1になるよう目指します★
いつもありがとうございます。
頸椎はトラブルが起こり箇所のため、他の部位以上に気を使う部分です。
KCSテクニックはテクニックの巧さより、「安全性」を第一としているところにとても共感しています。
頸椎の施術事故の事例を聞くたびに身が引き締まります。
桑岡博士ありがとうございます。
KCSに入って、桑岡会長の元で卒後教育の大切さを本当に実感しています。繰り返し基礎を学ぶことの重要さを同じ手技療法の業界にも広めていきたいです。