8月2日(日)オンラインにて合同ベーシックコースを開催いたしました。

オンラインの研修は4回目となり、会員の皆様も随分この形に慣れていらっしゃいました。カメラワークやチャットも駆使しながらのオンライン研修です。沢山の会員の方に「コロナ禍でも研修が受けられ、技術研鑽できるのでうれしい」と好評です。

ベーシックコースは技術の研修はもちろんですが、今回は、文部科学省認可大学の姿勢科学コースでのみ学べる「姿勢科学」という学問の更なる理解を深める内容を学ばれました。今、姿勢は様々な分野で注目されており、多くの方が専門家として名乗りを上げている時代です。その中で、確立された学問を学ぶKCS会員の皆様が今後更に注目を浴びてくることでしょう。

今回の技術のテーマは「肩」です。

肩関節の構造を説明する桑岡俊文博士

肩部の運動制限が原因で医療機関を受診する方は多くいらっしゃいます。ただその多くは投薬やリハビリテーションなど長い経過をたどりながら改善を待つ方が多いのも現状です。

講義では肩の解剖学的構造からその特殊な運動機能を学び、何故運動制限が起きてしまうのか、姿勢の悪化との深い関係について学びました。

KCSの姿勢調整は 姿勢科学という学問に基づいた予防医学の一分野であり、部分治療ではなく根本からの改善を目的とするため、運動機能の改善はその場で見られます。

肩のテクニックをトレーニングすることで重度の運動制限はもとより、自分でも気づかない程度の運動制限さえも改善できることを会員の皆様は学ばれました。