2023年9月17日(土)・18日(日)の2日間、岡山県倉敷市の環境交流スクエアにて、全国からKCS会員の皆さんが参加してテクニカルベーシックセミナーを開催いたしました。
このセミナーは年2回開催され、KCS正会員への登竜門となるセミナーです。ある意味、このセミナーからがいわゆるKCSテクニックと言われる、「触っただけなのにこんなに変わる!!」とお客様の心をわしづかみにできるテクニックが使えるようになるわけです。
1日目、午前中は恒例のテクニックチェックです。
3人1組でベースのテクニックのチェックを受けます。
あやふやになっている事、理解が不十分な点、技術を使う目的などを今一度確認し、更に理解を深めていきます。
午後からは姿勢調整についてさらい深く理解を深めることで、お客様にわかりやすく説明説得が出来るように、KCSの姿勢調整の基本知識を学びました。
姿勢改善・姿勢を治す・・巷で多くの整体やリラクゼーション等がコマーシャルを行っています。けれどもKCSの言う姿勢改善とは、姿勢科学・工学・医学的な姿勢改善であり、その根本には姿勢分析とそれをもとにした処方が必ずなくてはならないことを理解しました。
技術の時間
講師は KCSグループ代表 桑岡俊文会長です
お客様から「何しているの?」「何しているかわからない」という声をよく聞きます。わからないからこそ知ろうとしてくれる。わからないことはいいことです。
SD理論、テクニック、危険なテクニックなどなど・・・・
勉強していない人が技術を使ってはいけない、厚労省に業界の教育水準の底上げを働きかけているのがKCSです。私たちはよそで壊される人を少なくすることが大切です。
関節や軟部組織への様々な種類の刺激をトレーニングしました。
インストラクターの先生方も指導に熱が入ります。
集中してトレーニングされていました。
そして、通称「別部屋」
新しい先生を育成し、基準をクリアした会員だけが受けることができる桑岡会長の個別指導です。
パーテーションの向こうでいったい何が起きているのか???
皆さんトレーニングをしながらも気になって仕方がない様子でした。
1日目の講義が終わると アイビースクエアにて パーティーが行われました。皆さんドレスコードで参加されます。一緒に食事をとりながら、桑岡会長や先輩先生方から考え方や活動について助言を受けたり、営業のヒントをもらったり、有意義な時間となりました。
18日 セミナー2日目
午前中は 昨日の復習から始まりました。
また、講義の中では 頸椎の障害による疾患と姿勢について関連性を学び、お客様に伝えるためのトレーニングを受けました。いま、整形外科でストレートネックと言われる患者さんが増えています。
でもだからと言って整形外科での対処はないのが現状です。姿勢との関連性、しっかりお客様に伝えていきたいですね。
午後からは実技講義
椎間関節のバイオメカニクスは複雑です。
1方向だけの動きではありません。姿勢のゆがみで更に複雑な動きになっています。
だから調整も複雑になるわけです
力でバキバキするような治療を受けている人巷には多くいます。そんな方に声を届けるのは本当に大切なことですね。KCSの複雑だけど刺激の少ない技術の習得はかなりのトレーニング・臨床数が必要です。
いま日本で整体・カイロプラクティックのうち、きちんと勉強していない人が多い、99%は危ないテクニックを使っているのが現状です。多くの店舗に行っているお客さんが壊されている現状なのです。
安く・短期間で勉強して開業する人が多いのも現状。壊す人・壊される人が多いのが現状なのです。
私たちは勉強してきちんと治してあげましょう。厚生省からは「きちんと勉強した人の数を増やすように」と言われています。
本日のテクニカルベーシックセミナーを受講し、テクニカルマネージャーに登録された7名の皆さん。おめでとうございます。さらに上を目指していきましょう。
また、本日の受講をもってKCSの正会員になられた11名の皆さん、おめでとうございます。
正会員証授与・ならびに決意表明をされた 澤頭先生、後輩育成に益々務められることと思います。
埼玉に関東全体に・・KCSを広げていきましょう
前日の姿勢分析処方セミナーから続けて3日間、ありがとうございました。
今回は改めて思考と技術のチューニングをする時間となりました。
日々使う知識とテクニックですが、少しずつ自分流に変わってしまったところから基本に帰るための気付きをたくさんいただきました。
安心してお客様に体を任せていただける自分であり続けるために大切な時間を過ごさせていただき、ありがとうございました。