令和2年12月7日(月)日本全国の会員様を対象に年内最後のベーシックコースをオンラインで開催いたしました。

前日の晩に、全国をオンラインで繋いで当社団の大忘年会を開催していたので、
その余韻もまだ残っているのか、ものすごい熱気でした。

今回は、まず姿勢と足の関係についての専門講義がありました。
「足病医学」の流行から、靴文化が見直されてきていますが、
まだまだ間違った言説が巷には溢れています。

それを真に受けて、緩い靴なんかを履いて下肢や腰の痛みの原因になっている人も多く見られます。

足病医学はフィットした靴を推奨するので、オーダーメイドが理想とされていますから、
緩い靴なんかは医学的に見たら最悪です。姿勢医学の観点でもフィットしたものを推奨したいです。

また、それはもちろん重要なことではありますが、実は姿勢科学の観点から見た時には足底のアーチがとても重要です。
足底にはアーチがあるというのはよく知られていますが、幾つアーチがあるかご存知ですか?

足底のアーチの数や形状から、その重力分散のための解剖学的構造に始まり、その改善方法や保存療法に至るまで
詳細な講義を致しました。

技術講義は 今回は「上部頚椎(環軸関節)」でした

講師は KCS会長 桑岡俊文会長。

姿勢変化に対する膝関節の運動負荷と半月板への負担や、内側・外側の運動性の違いなど

膝関節の解剖学的特徴を交え詳細な説明がありました。

整形外科と姿勢科学の違いなど分かりやすく解説されました。

KCSは、その独自の理論に基づく膝関節の運動に関する論文を、大阪の大学での行動科学研究会で発表されてております。 今回会員の皆様が桑岡会長から学ばれた技術はその発表に基づくものです。

シンプルなのに大きな変化があり、トレーニングされている会員の皆様も大変熱心で、質問も多くされていました。

明日からの臨床にきっと役立つことでしょう